AVENIR

セクシャルマイノリティという言葉は知らなかった小学校低学年の頃、周りの女の子達が「私は○○君が好き」「えー、私は××君」「しらたまちゃんは？」という会話の流れで、ああ、好きって言っていいのは男の子だけなんだ、と子どもながらに違和感を覚えました。

私の一番古い記憶は、保育園児の頃に、可愛いと思った女の子を追いかけてた記憶なんです。

だから、私はセクシャルマイノリティという言葉を知らないまま、自分は変なのだ、と感じていました。

蛇足になるかもしれませんが、中学生の頃、FtMではなかった私は、性転換をした方がいいのではないかという気持ちも抱いていました。世間一般でいう「普通」は男女が恋愛して、結婚することだったので、同じような人が居ると知るまで、ずっと私は自分を肯定できていませんでした。

 

（しらたまさん）